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ハートブリード、原因は開発者のミス―「OpenSSL」は少数のボランティアに依存 – WSJ.com

その日の午前、OpenSSLプロジェクトでボランティアでプログラムを作成していたドイツ人のRobin Seggelmann氏(31)が、11年12月31日にOpenSSLのバグを修正していたとき、意図せずバグを組み込んでしまったことを認めた。現在ドイツテレコムの法人向けサービス部門Tシステムズに勤務している同氏は、同社ブログの投稿でコード上の誤りがOpenSSLで働く複数のコード作成者によって見過ごされていたことを明らかにした。

複雑なコードにエラーはつきものだ。マイクロソフトやアップル、グーグルは毎月バグを公表している。しかし、OpenSSLは一部を寄付に依存しており、同プロジェクトに近い関係者は、資金と人手の不足が問題を悪化させ、2年間も放置する結果になったと指摘する。

ハートブリードは、インターネットの中核を成す部分がたった1つの暗号化テクノロジーに依存していることの妥当性にも疑問を投げかけている。米ジョンズ・ホプキンス大学で暗号化について研究するマシュー・グリーン氏は「モノカルチャー(1種類のものだけに頼る構造)では、1つのバグが全ての人を不安定な状況に陥らせることになる」と指摘した。

OpenSSLプロジェクトで唯一常勤でプログラム開発を行っているのが、暗号解読の専門家で数学の博士号を有する英国人のスティーブン・ヘンソン氏(46)だ。このほかにプロジェクトの管理チーム要員として、英国在住のスタッフ2人とドイツ在住の開発者1人がいる。

仕事仲間は、ヘンソン氏は優れた人材だが、孤立気味で仕事を抱え込みすぎていると話す。同氏は自身のウェブサイトに暗号化についての「歓迎すべき質問とそうでない質問」を掲載し、あらゆる質問が寄せられる自らの立場をマイクロソフトの経営を担っていた当時のビル・ゲイツ氏のそれと比較している。また、「不思議なことに一部の人は実際に私に会ったことがあるようだ」という一文もある。

無料でアドバイスを求めるOpenSSLを使用している企業に対しては、「私があなたの会社に連絡し、大量のコンサルティング業務を無償で行うよう要求したらどう対応するのか」と疑問を呈している。

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過去への謝罪にうんざりな日本 – WSJ.com

一方、安倍氏は軍国主義者であるとの中国の見方に対して、日本では共鳴する人はほとんどいない。東京大学の高原明生教授(政治学)は、国防費を爆発的に増加させ、ミサイルや潜水艦を増強している中国と、最近わずかばかり防衛費を増やした日本のどちらが軍国主義者なのかと疑問を呈する。

安倍氏自身は、「グッド・ルーザー」としての日本の地位に終止符を打つという彼の使命を多少違うやり方で明確にしている。「戦後レジームからの脱却」という表現を使っているのだ。だが、安倍氏の政策課題の問題点は、日本の歴史上の罪の大きさゆえに、これ以上少しでも申し訳ないという敗北の姿勢から離れると、東アジア地域に計り知れない不安をもたらすことである。

ワシントンは、安倍氏の憲法改正の方針をおおむね支持している。また、日本が自衛のためより多くの責任を持つことを歓迎している。だが、安倍首相が近隣諸国をいら立たせていることには警戒感を抱いており、彼がナショナリズムを振りかざしてどこに行こうとしているのか漠たる不安を持っている。

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厳しい教師が優れた成果を上げるのはなぜか – WSJ.com

1. 多少の痛みなら子どものためになる

心理学者のK・アンダース・エリクソン博士は真の技能を身に付けるには約1万時間の練習が必要であることを示した研究で有名になった。見逃されることが多いが、この研究では、技能の獲得には「建設的でつらい意見」を言う教師が必要であることも指摘されている。バイオリン演奏、外科手術、コンピューター・プログラミング、チェスなどさまざまな分野で優れた成果を上げている人々を調査した結果、全員が「生徒をやる気にさせて、より高いレベルに向かわせる、感情に押し流されないコーチを意図的に選んでいた」ことがわかったそうだ。

引用元: 厳しい教師が優れた成果を上げるのはなぜか – WSJ.com.

厳しい教師が優れた成果を上げるのはなぜか – WSJ.com

3. 失敗してもかまわない

学習に失敗は必要だとわかっている子どものほうが成績がいい。2012年の研究では、フランスの111人の6年生に難解な回文の問題を出した。失敗したらやり直すように言われたグループの生徒はその後のテストでも一貫して他の生徒を上回る成績を上げた。

失敗したら子どもが傷ついて、自尊心が損なわれるのではないかと言われるが、これも間違いだ。2006年の研究では、ボーリング・グリーン州立大学の大学院生が楽団のクラス分けのためのオーディションを受ける31人の学生を追跡したところ、最も低い評価を受けた学生でも「長期的にはやる気も自尊心も低下しなかった」ことがわかった。

引用元: 厳しい教師が優れた成果を上げるのはなぜか – WSJ.com.

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4. やさしいより厳しいほうがいい

成功する教師にはどのような資質があるのだろう。クレアモント大学院大学のメアリー・ポプリン教育学教授らのチームは2005年から5年間、ロサンゼルスの一部地域で最も成績が悪い学校にいながら高い成果を上げている教員(生徒のテストの点で評価)のうち31人を観察した。教授によると、最大の発見は「彼らが厳しい」教師だったことだ。

教授によると、「こうした教師には『自分のクラスの生徒の成績は能力を下回っている。それをなんとかするのが自分の仕事であり、なんとかできる』という信念がある」という。

ある4年生はこう言ったそうだ。「1年生、2年生、3年生のときは、泣けば先生がやさしくしてくれました。T先生のクラスになると、先生はあれこれ言わずに勉強しなさいと言いました。私は先生が正しいと思います。私はもっとがんばらなければなりません」

引用元: 厳しい教師が優れた成果を上げるのはなぜか – WSJ.com.

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7. ほめると人は弱くなる

ミスター・Kが私たち生徒をほめることはほとんどなかった。最高のほめ言葉は「悪くない」だった。スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック心理学教授は「賢い」とほめられた10歳の児童は自信をなくすことに気づいた。しかし、「一生懸命勉強している」と言われた生徒は自信がついて、成績も上がった。

教授は2007年の論文で、「うまくできれば賢いというのであれば、一生懸命頑張っているのは賢くないということになる」と述べている。

引用元: 厳しい教師が優れた成果を上げるのはなぜか – WSJ.com.

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8. ストレスは人を強くする

ニューヨーク州立大学バッファロー校が2011年に行った研究によると、子どものころに適度なストレスを受けていると立ち直る力がつくという。マーク・D・シーリー心理学教授は健康な学部生に家族の死など37種類の否定的な出来事を経験したことがあるかどうかを質問したあと、彼らの手を氷水に浸した。適度に否定的な出来事を経験した学生たちはストレスを全く経験していない学生より痛みが軽かった。

シーリー教授の研究結果はネブラスカ大学の心理学者リチャード・ディーンストビア氏の研究に基づいている。ディーンストビア氏は「強さ」の概念を切り開いた人物だ。日常のストレスに対処することで人は強くなるという考え方である。日常のストレスとはどういうものだろう。シーリー教授は「頑固な先生などありふれたもの」だと話している。

何十年も経ってから、ミスター・Kの元生徒の1人が言った。「先生は自律を教えてくれた」。この生徒は元バイオリン奏者で、アイビーリーグの大学を卒業し、医者になった。「自発性だ」と言ったのはテクノロジー企業の役員となった元チェロ奏者だ。プロのチェリストとなった生徒は「立ち直る力」だと言った。「私たちに失敗する方法を、そして自分で再び立ち直る方法を教えてくれた」

引用元: 厳しい教師が優れた成果を上げるのはなぜか – WSJ.com.

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5. 想像力は習得できる

伝統的な教育は創造性を損なうと批判されている。しかし、テンプル大学のロバート・W・ワイスバーグ心理学教授の研究によると、それは逆だという。トーマス・エジソンやフランク・ロイド・ライト、ピカソなど創造性豊かな天才を研究した結果、教授は生まれながらの天才は存在しないという結論に達した。天才の多くは猛烈に努力して、(外の世界には)突然のひらめきや大発見のように見えるものを徐々に達成する。

引用元: 厳しい教師が優れた成果を上げるのはなぜか – WSJ.com.

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2. 基礎訓練が大事

暗記学習は長い間、疑問視されてきたが、今ではインド出身の家族の子どもが全米スペリングコンテストで他を圧倒する成績を上げている理由の1つは暗記学習だと考えられている(インドでは今でも暗記が重んじられている)。米国の生徒が数学の複雑な問題に苦労するのは研究によってはっきりしているが、基本的な足し算や引き算を解くことができず、九九表を暗記させられた生徒もほとんどいないからだ。

引用元: 厳しい教師が優れた成果を上げるのはなぜか – WSJ.com.

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6. 根性は才能に勝る

ペンシルベニア大学のアンジェラ・ダックワース心理学教授はここ数年間、スペリングコンテストの優勝者やアイビーリーグの学部生、米陸軍士官学校(ウエストポイント)の士官候補生を対象に研究を行っている。2800人以上を調査したところ、根性で将来の成功を予測できることがわかった。この場合の根性とは、長期的な目標に向かう情熱や粘り強さである。根性は通常、才能と関係ないか、負の相関関係にある。

教授はウエストポイントの新入生に、「やり始めたことは最後までやり通す」などの設問に基づいて自分の根性を評価してもらった。その結果、得点が高い人のほうが夏の厳しい訓練プログラムから脱落しにくいことがわかった。学校独自の基準(テストの点数や学年順位、リーダーシップ、身体的な適性など)では脱落しないかどうか予測できなかった。

引用元: 厳しい教師が優れた成果を上げるのはなぜか – WSJ.com.