タグ別アーカイブ: Market Hack

シリコンバレーの不況は、もうそこまで来ている – Market Hack

つまり株式市場の投資家は、儲からないIPOに辟易としており、軽いノリでIPOしてくるクソ企業の案件に食傷しているわけです。

ユニコーンといえば聞こえがいいけど、要するにそれらの企業はいつまでたっても大人に成長できないダダッコみたいな未熟な企業で、VC近辺ではいまだにチヤホヤされているけれど、公開市場の投資家の見る目は厳しいです。

先日、ユニコーンのひとつ、ギルト(GILT)が、ピーク・プライベート・バリュエーションの僅か1/4で身売りし、関係者を「あっ!」と言わせました。

いい加減、目をさました方がいいですよ。

引用元: シリコンバレーの不況は、もうそこまで来ている – Market Hack.

シリア難民はなぜドイツを目指すのか? – Market Hack

1980年代にプラントの仕事をしていたときはクウェートをベースに中東を飛び回ったのですが、そのときに商社マンの友人から教えてもらったことは「レバシリとのネゴは手強いぞ」ということです。

レバシリというのは商社マンやプラント屋などの海外組日本人ビジネスマン・コミュニティーだけで通用する言葉ですが、レバノン、シリアという意味です。つまりこれらの国々の商売人は、とっても商売がうまく、手強いということ。

(そういえば、フェニキア人とかも、あのへんだったよなぁ)

そう思いながら、その話を聞いた記憶があります。

つまりあの辺は、シルクロードが地中海に出て終わる終点であり、昔から貿易が盛んだったということ。

レバノンのベイルートは、その昔は中東のパリと言われたこともあり、人々は都会的で、洗練されており、コスモポリタンな雰囲気がありました。

引用元: シリア難民はなぜドイツを目指すのか? – Market Hack.

企業ばかりが儲かって、賃金が上がらないのはテクノロジーのせい? IT革命の敗者はオフィスワーカーだ – Market Hack

記事中、MITのアンドリュー・マカフィーは「産業革命で肉体労働者の仕事が機械に取って代わられたように、デジタル技術は知的労働者の職を奪いつつある」としています。

産業革命が環境汚染などの「負の面」を持っていたと同様、デジタル革命もかつて知的労働者がやっていた仕事をコンピュータがあっと言う間に片付けてしまうことで彼らの職を奪うという「負の面」を持っているのです。

マカフィーは「テクノロジーが進歩しても、それでみんなが分け合える富のパイそのものが拡大するという経済原理は無い。ましてや全員が、等しくその恩恵に浴するということが保証されているわけではない」としています。

デジタル技術は貴重なアイデアやノウハウを、タダ同然のコストで複製することができるので、イノベーターには富をもたらすけど、単純知的労働を提供することだけしかできない労働者への需要は漸減するのです。

その良い証拠に米国の労働生産性(灰色)はずっと上昇していますが、民間雇用(緑色)は横ばいだし、家計収入(青)は逆に下がり気味です。

このような現象はアメリカに固有なものではなく、先進国各国で見られています。

企業はデジタル技術を利用し、それまでオフィスワーカーがやっていた仕事をコンピュータに置き換えることでGDPに占める利益(橙色)を伸ばしています。その反面、GDPに占める賃金(青)の割合はダダ下がりなのです。

引用元: 企業ばかりが儲かって、賃金が上がらないのはテクノロジーのせい? IT革命の敗者はオフィスワーカーだ – Market Hack.

流行には近寄らないという株式投資の哲学について – Market Hack

投資の世界での客観性とは、常にコンセンサス予想のことを指します。だからそれが非農業部門雇用者数の発表であろうが、アップルの決算発表であろうが、常にコンセンサスが問題にされるのです。

ある企業の決算がコンセンサス予想を上回った! というならば、それは客観的に見て万人の期待以上の結果をその企業が出しているわけで、それはその企業の魅力、美しさの輝きが増すことに他なりません。

その反面、決算をしくじった(=つまりEPS、売上高、今後の会社側の予想のどれかひとつでもコンセンサスに満たなかった)場合、他の審査員の中からは:

(ふん、なんだこんなブス!)

と思う奴が続出するということなのです。

「タデ喰う虫も好き好き」ということわざもあるから、皆さんが容色の落ちた銘柄に入れあげるのは本人の勝手です。

でもマトモな決算が出せないということは、そもそも出発点だった「カルト的に支持されている!」という支持自体が離散しているキケンがあるわけだから、それは厳粛に受け止めるべきです。

悪決算を心から憎む

そういう態度を養う事。そして悪決算を出した企業からは潔く決別する勇気を持つ事。

引用元: 流行には近寄らないという株式投資の哲学について – Market Hack.

バークシャー・ハサウェイの役員、スーザン・デッカーがネット広告市場の過当競争に警鐘 – Market Hack

その記事によると2004年から2014年の間に、ネット広告市場の規模は130億ドルから1,420億ドルに増えました。これは年率換算+27%です。

これに応じてネット広告がグローバルの広告市場全体に占める割合も、4%から26%へと増えました。つまり広告主は紙などの従来の媒体からネット広告へ予算をシフトしているわけです。

問題はグローバルの、すべての広告市場で見た場合、10年間の年率換算成長率は僅か+1%に過ぎないという点です。

スーザンは「これは理屈に叶っている」としています。なぜなら消費者が広告に接する時間は限られているし、企業が宣伝広告費に割ける予算は、ほぼ一定だからです。

すると地上波、ラジオ、紙メディアなどの既存媒体から、あとどのくらいネット広告がマーケットシェアを奪えるか? ということに注意を払いはじめるべきだというわけです。

過去10年間のネット広告市場の成長率は+27%だけど、過去3年間の成長率は+19%、+17%、+15%と着実に減速してきているというわけです。

ドットコム・ブームの当時、或るウェブ・スタートアップがビジネスを始めるにあたって必要な初期費用は250万ドルでした。しかし最近は5万ドルもあればウェブサイトを立ち上げることが可能です。

つまり「世界を変えるぞ!」という痛いノリでウェブ企業を始める軽い奴らはゴマンと居るわけです。スーザンは「お手軽にウェブ企業を始められるという事実に注目するのではなく、グーグル、フェイスブックなどのすでにエスタブリッシュされた大企業からビジネスを奪うのがどんなに困難になっているか? という事実に、もっと注意を払うべきだ」としています。

実際、スタートアップ企業が黒字化するまでに必要とした年数は:

グーグル 3年

ヤフー 4年

フェイスブック6年

ツイッター 8年

ユーチューブ 10年(但しグーグルの一部門)

ジロー 11年

トリップアドバイザー 11年

と、だんだん長くなっています。

引用元: バークシャー・ハサウェイの役員、スーザン・デッカーがネット広告市場の過当競争に警鐘 – Market Hack.

貧乏人はコチラのドアからどうぞ! ニューヨークの高層アパートで低所得者入居者に別の入り口を作ったら、大論争に – Market Hack

2013年に建設が始まった問題のニューヨークの高層アパートは33階建てで、上層階からはハドソン川が一望に出来る高級コンドミニアムになっています。

しかし市の条例で、大規模開発に際し低所得者層向け住宅を併設すれば、税金の一部控除を受けられるというルールが導入されたので、この高層アパートの20%は低所得者層が入居しています。家賃は、通常の6分の1だそうです。

不動産開発業者が税制上の特典を得るためには、ゾーニング法に準拠した建物の設計をする必要があります。明快に「低所得者層へも破格の条件で住宅を供給しています」ということを示さないといけないきまりになっています。

そこで低所得者層向けユニットを含んでいる階へアクセスするためには別の入り口を設けました。

これに対して市議会で大論争が巻き起こりました。なぜなら、低所得者層の多くは人種的なマイノリティーであり、彼らを別の入り口に誘導するのは、差別にあたるという意見が出たからです。このようなスキーム自体が、憲法違反ではないか? という議論に発展しています。

ビルに入居している当の低所得者層の人たちは、別に「貧乏人用ドア」を、気にも留めてないようです。

「そうしなければ、夢のような安い値段で、こんなセレブなアパートに住めるわけないもんね」

ごもっとも。

引用元: 貧乏人はコチラのドアからどうぞ! ニューヨークの高層アパートで低所得者入居者に別の入り口を作ったら、大論争に – Market Hack.

大学受験と学生生活 日本とアメリカの違い – Market Hack

GPAは日本の通知表に相当します。つまり高校での成績です。アメリカでは「A」、「B」、「C」……という評価になります。GPAの最高点は4.0ですが、州によってはAP(Advanced Placement)と呼ばれる、大学の一般教養に相当する、難しいクラスを高校で履修できます。

このAPは最高点以上のボーナス得点(たとえば4.3)を得ることが出来るので、GPAの平均点を上げようとする学生は積極的に受講します。

もちろん、裕福な子弟が多い地域の高校と、インナー・シティや農村地域の高校などでは、そもそも集まってくる生徒のレベルが大きく違います。そこで大学は全米の高校の個々のレベルに関してかなり正確にその難易度を把握しており、レベルの高い高校での「4.0」と、レベルが低い高校での「4.0」は、当然、違う評価になります。

ただ、これを杓子定規に当てはめると、インナー・シティや農村地域の高校に通う優秀な生徒は、裕福な地域の生徒と競争できなくなってしまいます。そこで教育の機会の平等を保障するために、たとえばカリフォルニア州の場合、「高校で上位10%に入っている学生には、かならずUC(=カリフォルニア大学)のどこかへ合格させる」ことが制度化されています。

GPAは高校4年間の通算の成績を用います。すると高校1年生のときにサボっていて、大学受験直前に猛勉強して挽回する式の勉強方法では通用しません。アイビーリーグの大学に入学しようと思うと、高校4年間、日本で言う「オール5」を貫き通す必要があります。

引用元: 大学受験と学生生活 日本とアメリカの違い – Market Hack.

大学入学で息子をキャンパスの寮に下ろそうと思ったら、なぜかクネクネ女学生で溢れるディスカウントストア、ターゲットの駐車場に入ってしまった件 – Market Hack

つまり僕が言いたいことはアメリカでは大学もBIG BUSINESSだということ。因みにUCLAは中国に50店舗もの「UCLAショップ」を展開しているそうです。だから「所詮、日本の大学とアメリカの大学では予算のスケールがぜんぜん違う」という冒頭のブロガーの人の指摘は僕もずっしりと感じました。今から日本の大学がアメリカの大学の向こうを張ると言ったって、予算、教育の質、学生の質、研究内容など、全ての面でハンデが大きいです。因みにインドや中国などの新興国では「アメリカに対抗する大学を国内に作るのはリターンの効率が悪い。それより先ずアメリカの大学に優秀な学生をどんどん送り込んで、最大限、利用し尽くそう」という考え方があります。実際、日本国内に世界レベルで戦える大学を作るには、まず「敵を知る」という意味で、アメリカやイギリスの大学の内情を偵察しなければいけないわけだけど、それすら中国、インド、韓国などに大きく後れを取っているわけです。

引用元: 大学入学で息子をキャンパスの寮に下ろそうと思ったら、なぜかクネクネ女学生で溢れるディスカウントストア、ターゲットの駐車場に入ってしまった件 – Market Hack.

大学入学で息子をキャンパスの寮に下ろそうと思ったら、なぜかクネクネ女学生で溢れるディスカウントストア、ターゲットの駐車場に入ってしまった件 – Market Hack

僕はこうしたアメリカの大学の在り方を「アメリカの方が良い」と肯定していません!

いや、むしろアメリカの大学の在り方には反対です。

なぜならアメリカの大学はとにかくお金がかかるからです。ひとりの子供を大学にやるのに2,500万円もの出費を覚悟する必要がある高等教育は、どこかが間違っていると思うのです。「アメリカでは奨学金が出るんじゃないの?」という読者が多いですが、これは僕もさんざん研究し尽くしたけど、一筋縄ではいきません。親がミドルクラスの場合、子供の成績がムチャクチャ良くても、奨学金が沢山出るという幻想は捨てた方が良いと思います。

いいじゃないですか? 別に世界大学ランキングに日本の大学の名前が無くても。

それよりみんなにaccessible な、リーズナブルな授業料で教育の門戸を全員に開くコトのほうが、よっぽど重要だと思います。

引用元: 大学入学で息子をキャンパスの寮に下ろそうと思ったら、なぜかクネクネ女学生で溢れるディスカウントストア、ターゲットの駐車場に入ってしまった件 – Market Hack.

グローバリズムと英語学習 – Market Hack

最後にジョークをひとつ:

ジャングルで二人の男が虎に遭遇した。ひとりは一目散に駆け出した。それを見たもうひとりは「ムダな真似はするな。虎と駆けっこして、勝てるわけ、ないだろう?」

もうひとりの男は振り返りながら「そうじゃない、俺はお前より速く逃げようとしているだけだ。なぜなら虎は一番弱い相手を餌食にするから」

引用元: グローバリズムと英語学習 – Market Hack.