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【特別企画】さくらの石狩データセンターに見る、高効率データセンターの現在と未来 – クラウド Watch

非常用発電設備も、こうした試行錯誤が行なわれた箇所の1つだ。

石狩データセンターの非常用発電機としては、ディーゼルエンジンがずらっと並べられている。これは、初期コストが相対的に安価であることに加え、燃費が良いという理由で選定されたものだ。規模から言えば、一般的にはガスタービン発電機が導入されるところだが、ガスタービンは大型のものを一気に導入する形になるため初期コストが高く、また運転時の燃費もディーゼルエンジンに比べると悪い。

この特徴は、モジュール型の設計とも相性がよく、初期コストを下げることにも寄与するが、反面では稼働率の低い機器を大量に保有する形にもなるため、大型のガスタービンを少数導入して維持する方が実はトータルでのコストは低いのではないか、という考えに傾きつつあるそうだ。

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【特別企画】さくらの石狩データセンターに見る、高効率データセンターの現在と未来 – クラウド Watch

現在の石狩データセンター 1号棟では、自社利用しているサーバルームとコロケーション用途で利用しているサーバルームとではPUEの値が大幅に異なっている状況だ。見学当日のデータでは、自社利用のサーバ室AのPUEが1.12という極めて良好な値になっているのに対し、コロケーションで使われていたサーバ室DではPUEが1.53となっており、1号棟全体でならして見た場合のPUEは1.21となっていた。

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【特別企画】さくらの石狩データセンターに見る、高効率データセンターの現在と未来 – クラウド Watch

冷気の導入に関しては「壁吹き出し方式」と「天井吹き出し方式」の2種類の設計が試されている。

現地を案内し、詳細な説明を行なってくれたさくらインターネットの代表取締役社長の田中 邦裕氏は、「今後は壁吹き出し方式は使わないと思う」と教えてくれた。その理由は、「壁吹き出し方式は低コストで効率面でも優秀だが、通気が良すぎるためか屋内の湿度が下がりすぎ、中で働く人の健康に良くない」とのことだ。データセンターの完全無人化が実現すればまた判断が変わってくる可能性があるが、現時点での判断としては天井吹き出し方式の方が優れているということになるわけだ。

石狩データセンターはモジュール方式で順次段階的に拡張できるように考えられており、区画ごとに異なる設計を導入できるため、さまざまな方式を試すことができるのだが、最新の区画では一見すると都市型データセンターのようなホットアイル/コールドアイルを分離したキャッピング型の設計が採られている。

これも、「いろいろ試した結果、実はオーソドックスなキャッピングの手法が一番良さそうだとわかってきた」ということだそうだ。実際には天井吹き出し方式とキャッピングを組み合わせ、冷気をコールドアイルの天井から降ろし、ホットアイルの熱気も天井から抜くという上下対流を活用している。

一般的なデータセンターのマシンルームのような床下からの冷気吹き上げは使わないので、床下の嵩上げは不要になっている。空気密度の違いにより、冷気は重く沈み込み、暖気は上昇するので、その自然対流を活用しながら上下方向で循環させるのがもっとも効率的という結論だ。

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