タグ別アーカイブ: ファイナンス

THE MINIMALIST PROGRAM | 小さな一歩

それから9ヶ月、何も分からないところから国を探し、ネットワークをつたって案件を見つけだし、不完全な情報をベースにデューディリジェンスを行い、やたらとアグレッシブな現地の人と何度も交渉をし、チームで繰り返し議論をしてスキームを作った。ちなみに冒頭の写真は、呆れるほどの交渉をした後に、投資先の社長と撮ったもの。

そして、2009年9月には日本初のマイクロファイナンスファンドである「Cambodia ONE」が作られた。それ以来、僕の休暇はほとんど全て、途上国のマイクロファイナンス機関のデューディリジェンスや交渉、モニタリングに当てられるようになった。

ファンドの満期は3年。きちんと返ってくるように、しっかりと毎月のモニタリングした。マイクロファイナンス機関からは、「こんなに質問してくるのはお前たちだけだ」と呆れられる。欧米の大手マイクロファイナンス投資ファンドとは経験も違うし、僕たちにとってはこれが日本初のマイクロファイナンス投資だったので、絶対に失敗してはいけないと思っていた。僕たちが投資家に送っていた月次レポートは、普通の投資信託より随分としっかりしたものだと思っている。

そして、2013年7月17日、無事にファンドは償還。お金が返ってきた。

ファンドのリターンは、手数料と源泉税を引いたあとで年率で7.0%。実はマイクロファイナンスは先進国の金融商品との値動きの相関が低いので、本質的なリスク(β)は低く、そのリスクの低さに鑑みると立派なリターンをあげることができた。

投資金額は合計で4000万円。投資としてはとっても小さな金額だけど、ゼロと1には雲泥の差がある。小さな一歩だけど、これは日本におけるマイクロファイナンス投資の歴史においては歴史に残る大きな飛躍になるのだと思う。

引用元: THE MINIMALIST PROGRAM | 小さな一歩.

お互いがお手本? 人間とコンピュータの思考について – Chikirinの日記

・最後まであきらめない

・有利でも油断しない

・心理戦に影響されない

・先入観をもたずに、あらゆる可能性を考える

・ゼロベースで考える(常にその局面での最善手を探す)

という感じ。たしかにこれらはコンピュータの長所ですよね。

でもよく考えたら、これらはすべて、人間が思考訓練をする際に、「こういうふうに考えるべし」と教えられていることばかりじゃないですか?

「最後まであきらめるな」なんて誰でも言われたことがある言葉でしょ。「ちょっとくらい有利に思えても決して手を抜くな」も同じです。

ビジネスの交渉ごとにおいても、「心理戦に影響されない」ことが大事だと教えられるし、「先入観を持たずにあらゆる選択肢を検討してみる」なんて、よくいわれる「MECE = 漏れなく重なりなく、論理的に考える」手法、そのまんまです。

もちろん、「ゼロベースで考えろ」ともよく言われます。人間は、「次はこういう局面にもっていきたい。よし、じゃあそのために、こう指して、ああ指して、こうしよう」と考えます。(将棋でもビジネスでも同じです)

ところが、自分の手の後、相手が駒を動かすと、必ずしも最初に目指していた局面がベストではなくなる場合がよくあります。

そういう場合、本来であれば、最初に指した一手のことは忘れ、その時点から新たに「一番よい方法」を考えるべきなのですが、人間はなかなかそうできません。

過去に指した手、もともと目指していた局面が“もったいない”と思えて、判断が鈍るのです。ファイナンスでいうところの、サンクコストに引きずられるわけです。

でもコンピュータは、一手一手、その場その場で最善手を考えることに躊躇がありません。自分が「ひとつ前に選んだ手」がもったいなくて、気持ちが揺れるということはないのです。

つまり。人間が必死で学ぼうとしている(通常、「思考力を高めるためにはこうすればよい」と教えられている)思考法とは、「コンピュータのように考えろ」という意味だったんです。

引用元: お互いがお手本? 人間とコンピュータの思考について – Chikirinの日記.

携帯ゲームと証券会社のアナリストと行動ファイナンス : アゴラ – ライブドアブログ

携帯ゲームと証券会社のアナリストと行動ファイナンス : アゴラ – ライブドアブログ: 証券会社が所属アナリストのリサーチの対価を直接顧客に請求することはない。現在、機関投資家の株の売買手数料はDMAという機械がただ取引所に繋ぐだけのシステム(要するに機関投資家向けのネット証券)だと1ベーシス・ポイントを下回る。つまり売買代金の0.01%以下である。ところが、証券会社のセールスは、顧客にリサーチの対価という泣きを入れて、この手数料を5ベーシスとか10ベーシスにしてもらうのである。すると不思議 なことに直接払うとすると、せいぜい焼肉を奢るぐらいのサービスが、月に何百万円、何千万円へと化けるのである。もっとも支払う側も自分のお金ではなく、 年金などで預っているお金から出すだけではあるが。それにしても、これは極めて興味深い行動ファイナンスの研究対象であろう。